徒然なるままに

長文を書く練習

サンシャイン池崎

 

 

昨年の大晦日は実家にて過ごした。

 

だからなんだよと思われるかもしれないが、実家で過ごしたのはいつ以来だろうか。

 

去年一昨年その前の年は、職場で年を越したと思う。

 

その中でも一昨年の年越しは最下層ランクの年越しだった。

 

昨年の一月に転職をするまで、私は日本の真ん中でホテルマンをしていた。夜がない街と言われる東京某所。一日中観光客で賑わい、日本語英語中国語韓国語その他の言語が飛び交う。そんな街で働いていた。

 

ホテルには一応シーズンがあり、GW、お盆、年末年始は本当に忙しい。この年の私も例を違わず、忙しく過ごしていた。

 

うちのホテルは大体、天皇誕生日から成人式位までは休みなく働き(上司は休みをとっていた気がするが)1月の二週目に少し休みを貰える。

 

そんなシフトの真っ只中だった。

 

フロントは宿泊客の対応で忙しいのだが我がレストランは閑古鳥が泣いていて、メニューを見にもこない。それでも17時~22時の営業時間内に2組だけお客様が来た。

 

そのうちの1組は陽気なアイリッシュで、お酒の話やら音楽の話で盛り上がった覚えがある。(シェインはクソ野郎だwwwwって言ってたwwww)

 

もうひと組が最悪だった。

 

阿佐〇谷姉妹にソックリの2人組。今でも覚えている。

 

「夜景の綺麗な席はありませんか?」

 

そう言われてしまえばサービスのしやすい手前側のキッチン近くでなく、奥にある所に案内せざるを得ない。

 

「今日は年末なのに取っておきの席が空いてますよ!どうぞ。」

なんて調子のいいことを言って席に案内した。

 

サービス対応はバイトに任せて、私は年末の締め作業及び、月末の締め作業を事務所でやっていた。

 

そう言えば上司はいなかった気がする。何でだろう。

 

うちの店は9:30ラストオーダー。10時閉店。やる気のないビジネスホテルだかラブホテルだかわからない中途半端なホテルのレストランなんて、そんなもの。年末だろうがクリスマスだろうが10時にはお客様におかえり頂く。(今考えればひでえ店だ。)

 

ところが。

 

10時過ぎても帰りゃしねぇ。月末作業もしなきゃならないし年次の更新もしなきゃいけない。時間が無いのだ。社畜には。

 

「お客様、当店は10時閉店でございます。申し訳ございませんが、ご支度をお願い致します。」とかなんとか言って帰宅を何回か促したが一向に動きなし。まぁ、会計貰ってるし適当に帰ればいっか。なんて思いながら、バイトの子に食器だけ下げさして月末処理、年末処理をポツポツとやっていた。

 

事務作業をほぼほぼ終え、さぁほんとにそろそろ帰らないとお兄さんきれちゃうぞー?とか思ってた10時50分頃。

 

「ご馳走様でしたー」

 

と明らかにおかしい様子でささーっと帰る阿佐ヶ〇姉妹。

 

んだ、あいつらー。ま、いっか、さっさと片付けて帰らないと明日も6時から仕事。家帰って年越しFEZしてちょっと寝て地獄の18時間労働じゃこらー!とか思ってた矢先。バイトの子が

 

「副店長!(私一応副店長だった)席の下が汚れてます!!」

 

なんだって?まぁワインでもこぼしたんだろ、結構飲んでたからなハハハ。なんて、思いながら近づく。

 

明らかな異臭。

 

目に映った光景は地獄の様。

 

嘔吐物が散乱する特等席。

 

「…」

 

明日は7時から朝食。この異臭が広まったらクレームどころの騒ぎではない。

そもそも、ウイルス的な問題でそれどころじゃない。

 

完全隔離した上で殺菌処理しないと、明日の朝食が開けない。

 

そこからは本当に地獄だった。

熱湯をかけ、アルコールとイオン殺菌機でひたすら除菌除菌。乾いたら熱湯を掛け、アルコールとイオ…

 

気づいたら新年。しかし、俺の仕事は延長戦。2015年12月31日の仕事はまだまだ終わらない。

 

結局おわったのは12月31日28時。

 

それから全然関係ないんですが、阿佐ヶ谷姉〇が嫌いです。(完全なる風評被害)

 

そんなことをなんでか、サンシャイン池崎を見て思い出しましたとさ。

 

お酒は飲んでも呑まれるなだぞ!☆彡

 

おあとがよろしいようで。